今日の
☆心の振り子を揺らすキラキラコトノハ
「行く言葉が美しければ、来る言葉も美しい」韓国の諺
今日もおたずねいただきましてありがとうございます。
担当させていただきましたTBCラジオ「今も現役!大人のラジオ」は今日131回をもって最終回を迎えました。2年半、お陰様で一度も休むことなく上機嫌で担当させていただきました。
多くのリスナーの方々からお葉書、お手紙、メール、FAXと様々な手段でコメントを寄せていただきました。「いつか是非復活させてください」「やすらぎの時間でした」「この時間が本当に楽しみでした。残念でたまりません、、、」「お二人の会話とお声に癒されました」「おとなのお二人のお話が好きでした」などなど、、、。30歳から80代の方々まで、、、。多くの方に支えていただいたことに改めて感謝申し上げます。
ラジオを聞かなくなった方々が増えたと聞きます。
もちろん情報は様々なメディアを通して手にはいるし、音楽の楽しみ方もバリエーションが増えました。でも、ラジオという「身近な隣に誰かの声がする」、、、というあのホッとする空間は格別な味のあるものと思っています。大好きなラジオ。あなたも是非手元に置いてくださいね。
これまで私が座っていたところ。
そして向こうが調整室。
リスナーの皆様、スタッフの皆様お世話になりました!そして何よりお向かいでご指導下さった鈴木俊光アナウンサーに心より感謝申し上げます。
一緒に何かを創り上げるって素晴らしいことですね。ラジオ人間だった私、改めてラジオがすき!と声に出したい気持ちでした。
ありがとうございました。
☆心の振り子を揺らすキラキラコトノハ☆
「あなたはこころの広場をお持ちですか?」」
今日もおたずねいただきましてありがとうございます。
「いつもブログ、見てますよ」
「毎日良く続きますね」
「あのお店、どこにあるんでしょうか」
などなど、皆様からお声がけ頂く度に嬉しくなります。きっと見知らぬあなたも読んで下さっているのですね。本当にありがとうございます。
現在担当している「今も現役大人のラジオ」、今日も楽しく担当させていただきましたが、いよいよ来週が最終回です。
番組終了を番組内でお知らせをして後、リスナーの方から終了を惜しむお声を沢山いただいております。
勿論常連のかたも多いのですが、いつも聞いて下さっていてもリクエストや情報を奥がメッセージは今回初めてというかたもすくなくありません。そう、声にはなさらなかったけれど、しっかり楽しんで下さっていたリスナーの方々です。
ラジオはリスナーの方々が見えないもの、でも長く担当するようになるとお互いしっかりとした絆ができると実感しております。
「ラジオはこころの広場」、かつて自分がそうだったように心を通わせられる媒介として最後の最後まで大切にしていきたいと思っております。
来週もまた全力で担当いたしますね。
勿論楽天さんの試合が終わったらですけれどもね。
今日の
☆心の振り子を揺らす、キラキラコトノハ☆
「記録より記憶に残るひとになる」
「いまも現役!大人のラジオ」
大人の方々のための番組です。担当して2年半、今日は、第127回でした。
今日本番中何度か胸にぐっとくることが有りました、
それは、「4月4日でこの番組が終了します」と番組の冒頭でお知らせしたのですが、お聞きの多くの皆様から早速惜しむお声をいただいた時。それも「え〜〜〜!!!」のような驚きの書き方で始まっているのです。
「これまで番組を聞いてはいたけれど初めてFAXやメールを送りました。最後と聞いて残念で残念で、、、本当にありがとうございました。」といったものも続々寄せられ胸が熱くなりました。
そしてお相手の鈴木俊光アナウンサーが、アナウンサー歴40年、ワイド番組は今日が最後ということでスタジオ内で貴重なご経験を静かに懐かしそうにお話をされたとき。40年という長い間看板アナウンサーとして続けて来られてその長い道のりをおもうと胸が詰まりました。アナウンサーになるべくしてアナウンサーのなられた方なのです。多くの方が、鈴木アナウンサーのお声を長い間耳にし、親しみを増し、お声を聞くだけで安心感と信頼感を得ることが出来る、、
そう、まさに多くの方々の記憶に残る方なのです。
人々の心に深く刻まれてその思い出共に記憶に残る方なのです。
素晴らしい鈴木アナウンサーとご一緒させていただいたこと、
周りのスタッフやリスナーの方々に支えられていたこと、全てに感謝でした。
担当させていただいた番組がリスナーの方の生活と密着し愛された番組になっていたことも、、、。
「おふたりは息の合った夫婦のよう」とコメントを寄せて下さった方もありました。
そうしたせいでしょうか。ある方からお寄せいただいた川柳がこちらです。
「おとラジで最後を結ぶ名コンビ」
JUGEMテーマ:コトノハ
今日の
☆心の振り子を揺らす、キラキラコトノハ☆
「人生は一箱のマッチに似ている重大に扱うのはばかばかしいが、重大に扱わなければ危険である。」芥川龍之介
今日もおたずねいただきましてありがとうございます。
今日は大津波警報が出されていた宮城県。
1993年の北海道南西沖地震から17年ぶりに出された大津波警報です。
今回のチリでの地震の影響ですが、観測史上初の大地震となった1960年のチリ地震から50年です。その際の津波は第1波が来てから1時間後に大きな第2波がきたということでいつ次におそってくるか分からない。それをきちんと踏まえて対処しなければならないということでした。
番組では、いつもとは内容を全て変え、特別番組として12時15分から17時まで、刻々と変わる状況に対処しながら番組を進行、今日、日本で観測された第1波は、南鳥島でした。
では、宮城県へはいつ、、、。スタジオも緊迫した雰囲気。いつもは二人ですが、今日はディレクターが入って情報の整理をしながらの進行です。しかも通常6〜7名のスタッフで担当しているこの番組、今日は14〜5名はいらっしゃったでしょうか。宮城県沿岸の各地の情報とリスナーの皆様からの情報。ニュース原稿、気象台からの情報、又お電話を結んで直接「今」を伺ったりとフル回転です。
私もこれまで多くの番組を担当させていただきましたが、今日のような状況は実は初めて。貴重は経験でした。避難指示が出された地域の方々は、どんな思いで避難所にいらっしゃるのでしょう。先日セミナーを担当させていただいた南三陸町は大丈夫かしら、来月お邪魔する石巻は?気仙沼は?と心配になります。
避難時に大切なことは、先ずは火の元と防寒対策。そして通常飲んでいるお薬、赤ちゃんのいらっしゃる方は哺乳瓶やおむつもお忘れ無く。長引くことも予想して持参するのが良いとのことですが、やはり通常からしっかりと準備しておくことが大切なんですね。避難場所も含めて。
夜のニュースでは、避難所で不安げに炊き出しの夕飯を召し上がっている方々が紹介されていました。
明日は3月1日。卒業式もあるのでは、、、、と心配しておりました。
被害が出ずに、警報が早く解除されることを祈っております。
今日の
☆心の振り子を揺らす、キラキラコトノハ☆
「1人で見る夢は素晴らしいが、みんなで見る夢はさらに素晴らしい」
ご覧になりましたか?浅田真央選手の滑りとキムヨナ選手の演技を。
バンクーバーオリンピックのフィギュアスケート女子、今日はショートプログラムでの戦いがありました。
華麗な滑りの裏にどれだけのプレッシャーがあったのか、それに立ち向かう精神力の強さはどうやって身につけてきたのか。どんな状態になっても自分を信じて自分の最高の演技が出来るように練習に次ぐ練習。これ以上もう出来ないというところまで努力しているに違いありません。
それにしても、その演技をサポートするのは音楽。
浅田真央選手のショートの曲は仮面舞踏会。
私の頭の中にはこの曲がしっかりインプットされてしまいました!
曲をちらっと聞いただけでも、演技が思い出されます。
私でもそうなのですから、ご本人の身体にはしっかりとしみこんでいたことでしょうね。
前回のオリンピックの金メダリスト荒川静香さんのフリーの演技の曲。「トゥーランドット」もそうでしたよね。
実は、今年はそのフィギュアスケートのショート、フリーの演技に使われる曲を集めたCDが発売されています。先日番組でも紹介したのですが、どれもステキな曲ばかり。
そのCDジャケットには、美少女のイラストが。台湾の人気イラストレーターが描いたその美少女スケーターは、浅田真央選手がモデルとか、キムヨナ選手がモデルだとか噂は喧しいのですが、曲を聴けばどれもその選手の姿が浮かんで来るようでステキです。勿論真央ちゃんの今日の仮面舞踏会の曲も入っています。
言葉に壁はあっても音楽に国境はない。
一つの演技に寄せる多くの人々の思い、
振り付け、選曲、コーチ、選手に加えて、サポートする方々、家族、友人。
曲同様、人々の心のアンサンブルが今日の最高の演技になったのですね。
1人で見る夢は素晴らしいけれど、みんなで見る夢はさらにすばらしい、、、
心が熱くなりました。
今週の土曜日、私も朗読ライブの皆様とご一緒に、新しい夢をみたいと思います。
昨日はバレンタインデー。
番組内では、メリーチョコレートが募集したバレンタイン川柳をご紹介したのですが
ちょっと笑ってしまいました。
例えばこちら!
「友愛の チョコか否かで 妻ともめ」
「チョコほしい 嫁もほしいし 職ほしい」
「義理チョコで 名前と運命 変わるとは 」
「余りチョコ あげたばかりに この亭主」
良いですね〜〜!皆様本当にお上手!
「真っ先に 選んだチョコは 自分用」
というのも女心をついています。
ラジオのスタジオ内にチョコレートが集まりましたが
実は、我が家にも!
一つを除いて、娘が東京駅の大丸で見つけてきたチョコ!
さて、先ずはこちら!私用。
キュートな猫チョコです。
最近猫にはまっている私にとプレゼントしてくれました。
妹には
ケーキのようなチョコ。
そして
夫用には
地球は青かった、、、、月から見た地球です!
いずれも神戸のお店のチョコレート。
デザインも勿論味もファンタスティック〜!でした。
我が家は娘のお陰で家族で楽しむバレンタインでした。
それにしても今年は日曜日。月曜日の今日、皆様の職場はどうだったでしょうか?
ますますデザイン性と値段もどんどん両極化していくようですね。
今日の
☆心の振り子を揺らす、キラキラコトノハ☆
「心が澄んでくると、やさしい自分と出会えて自分が愛おしくなる」
今日も寒い一日でしたね。
東部には強風警報が出ていましたが
影響はなかったでしょうか。
今日のレギュラー番組では、天気、雪による交通機関への影響からスタート。
リスナーの方からも様々な情報が寄せられておりました。
私はといえば、昨夜ポジティブコミュニケーションゼミナール後の懇親会を終えての帰り道、
ツルツルよたよた歩いて、「さむ〜い!」ってタクシーに乗り込みました。
とにかく寒かったのです。
お相手の鈴木俊光アナウンサーに
「昨日は肌が痛いくらいの寒さでした!!!」って話したら
「それくらいで痛いなんて、怒るよ〜。だってこっちは氷点下17度だったんだから。これが本当に痛いって感じなんだから。」
北海道に戻ってひさしぶりにそうした寒さに遭遇したんですって。
凄いんですね〜北海道では。
そういえばカナダのウイスラー(オリンピックの開催地)にいる私のいとこは
氷点下20度だってあるって話してましたっけ。
「うん、鼻の中まで凍るんだよ!」「え〜〜〜〜〜!」
なのに、久米島でキャンプ中の楽天の選手の皆様、
今日は雨で室内練習だという同行のアナウンサーからレポートがありましたが、
今日の気温が15度。
「いや、みなさま寒い寒いって言ってます」
15度なのに何を〜〜〜〜!!!
人の感覚なんてけっこういい加減なものなのですね。
さて、今日の番組好評コーナー「おとなの音楽会」
今日は寒ければ寒い程夜空は綺麗!
星もキラキラ煌めきをましますね。
そこで、☆にちなんだ歌謡曲を特集しました。
お届けした12曲中、最後にかけた曲は
「見上げてごらん夜の星を」
坂本九さんの大ヒット曲です。
詩は永六輔さん。
一言一言じっくり目で追うと、こころに響きます。
どうぞゆっくり想像の翼を拡げて目で追ってみてください。
「見上げてごらん夜の星を」 永六輔作詞 いずみたく作曲
見上げてごらん夜の星を
小さな星の 小さな光が
ささやかな幸せをうたってる
見上げてごらん夜の星を
ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる
手をつなごうボクと
追いかけよう夢を
二人なら
くるしくなんかないさ
見上げてごらん夜の星を
小さな星の小さな光が
ささやかな幸せをうたってる
見上げてごらん夜の星を
ボクらのように名もない星が
ささやかな幸せを祈ってる
今日の
☆心の振り子を揺らす、キラキラコトノハ☆
「金と銀は、火のなかで精錬されてから、はじめて輝く」ユダヤの格言
今日もおたずねいただきましてありがとうございます。
今日の今も現役大人のラジオでは、お約束通り映画音楽特集〜!
スタジオ内でも良い気分で鼻歌を歌ったりしながらお送りしておりました。
さて、今日番組内でご紹介したお菓子がこちら!
今上映中の映画「おとうと」の公開記念菓子として企画、商品化されたもの。
埼玉県川口市の十勝甘納豆本舗の「和菓子屋さんのスイートポテト」その名も「おとうと」
サツマイモの生地、甘さ控えめのこしあんを包んだ物で中に隠れたレーズンが味のアクセント。家族がテーマの映画にちなんだ、ほっこりやさしいお菓子です。
スタジオでも、「うん、うん、良いんじゃないかしら?」と売れていました。
実はお菓子に映画の200円割引チケットが入っているというお得な企画。
お菓子は、一袋2個入り、4袋とチケットで、840円です。
さて、この映画「おとおと」は、吉永小百合さんと笑福亭鶴瓶さんが主演で話題になっています。でも、どうして、記念のお菓子?
そこで番組では
お菓子屋さんは川口市にあるのですが、その川口、吉永小百合さんの若き頃の作品
「キューポラのある街」の舞台となったところ。そのご縁で吉永さんをずっと応援しているんですって。そこで松竹さんとタイアップして以前の映画「母べえ」に続きこちらのお菓子を作ったとのこと。
但し、こちらはお店は東北にはありません。
ご希望の方は、十勝甘納豆本舗のホームページからどうぞ。
「人生は、筋書きのない物語である。自らがその物語を作っていくのである」
今日もお訪ねいただきましてありがとうございます。
先日担当番組の「大人の音楽会」というコーナーでスクリーンミュージックの特集を致しました。大反響でした!
見たい名画、残した名画、選ばれた50作品が、実はムービックス系の劇場で2月6日から午前10時の映画祭と題して上映されるのですが、それにちなんで番組で特集したのでした。
来年の1月まで、一週に1本、つまり50週で50本が上映されるのです。
リアルタイムでなかったためにDVDやテレビの映画劇場でした見たことのない作品が目白押し。とくにウエストサイドストーリーは、ファンならずとも垂涎の作品ですよね。
主演のジョージチャキリスさんも、30日に宣伝を兼ねて来日の予定といいます。
「よく言ったもんだな〜、ウエストサイズふとーリー〜〜!!!」とお相手の鈴木アナ。
あらら、、、うまく言い方を変えるものですよね。なんてスタジオ内ではばかばかしいお笑いを、、、なんて楽しみながら。
さて、その50本ですが映画ファンなら見たい!見たい!というものばかりですよ。
エデンの東 鉄道員 ロミオとジュリエット 第三の男
禁じられた遊び 太陽がいっぱい ライムライト
カサブランカ ローマの休日
お熱いのがお好き ベンハー アラビアのロレンス
北北西に進路を取れ 薔薇の名前 ニューシネマパラダイス
追憶 フォローミー 明日に向かって撃て
大脱走 スティング 2001年宇宙の旅、、、、きゃー!凄い作品ばかりです!
というわけで、好評に付き31日の担当番組「今も現役大人のラジオ」で特集いたしますので
宜しかったらお聞き下さいね。
それにしても、週1作品。全部見たいけれどそれは無理!でも
30本は見たい!!!私にとって楽しみな1年となりそうです!
お忙しいかとは思いますが、感動!感動!があなたを待っていますので、是非お時間を作ってスクリーンで名画をご覧下さいね!お勧めです。
料金は1000円との事でした。
JUGEMテーマ:コトノハ
いつものレギュラー番組で丁度私が天気予報を読んでいるとき。
ぐらっと来たのです。
実は私は天気予報を伝えることに集中していて、お向かいの鈴木アナウンサーが途中から声を挟んでくださるまで全く気がつきませんでした。震度1でしたが、スタジオではもう少し揺れを感じたような気がしましてどきっとしました。他は大丈夫なのかしら、、、。
折しも今日は阪神淡路大震災から15年。
当時5歳の幼稚園児だった方が、今年は成人式です。
神戸のある成人式、無くなった同級生の写真を持って式に臨んだというニュースが伝えられました。私の高校の同級生も1人地震でなくなっています。
親が、伴侶が、家族が、恋人が、友人が、突然の悲劇に見舞われて
これ以上の悲しみと苦しみはないと思われた方々にも15年という月日は流れたのです。
その後はどんな日々であったろうと思うと胸が締め付けられます。
「1・17のつどい―阪神・淡路大震災15周年追悼式典」で、遺族代表の松浦潔さん(56)が述べた言葉をスタジオでもご紹介しましたが、涙が出そうになるのを必死でこらえておりました。
「悲しみを乗り越えて生きるのはなく、悲しみに寄り添って生きる」そう感じました。
ブログを訪れて下さった方にも是非全文お読みいただければと思い引用させていただきました。
被災された方はもちろんのこと日本中の方が悲しみを新たにした日、無くなられた方々のご冥福をお祈りしながら遺族の方のお心安らかにと祈らずには居られませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遺族代表の松浦潔さんの言葉 (朝日新聞社ネットニュースから)
本日ここに、皇太子同妃両殿下のご臨席のもと、「1・17のつどい―阪神・淡路大震災15周年追悼式典」が厳粛に執り行われ、ご来賓の皆様方から丁重な追悼のお言葉を賜りましたことに、遺族を代表して心から御礼申し上げます。
連休明けの1月17日未明5時46分、天と地をひっくり返したような大きな揺れに、長男「誠」16歳とホームステイをしていたオーストラリア人の「スコット」24歳が我が家で亡くなってから、15年がたちました。
3階建ての2階の部屋で寝ていた2人は建物の重みに押しつぶされ、スコットは即死し、誠はうつぶせに寝ていたベッドで30分くらいは助けてくれと言うようにベッドの横板をとん、とん、とん、とん、とたたいていました。
何度も何度も助け出そうと、両足を引っ張りましたが、がれきの重さに動かすこともできず、冷たくなっていく我が子をどうすることもできませんでした。
「ごめんな。助けてやれなかったな。痛かったやろ、苦しかったやろな。ほんまにごめんな」
これが現実なのか、夢なのか、時間が止まりました。
そして身体中の涙を全部流すかのように、毎日涙し、どこへももっていきようのない怒りに、まるで胃液が身体を溶かしていくかのような、苦しい毎日が続きました。
3年くらいたったある日、同じく長男を亡くした2人のお父さんと知り合い、自分だけがつらい思いで生きているのではないと、知らされました。
その日から、あの時6000余りの人が亡くなり、それぞれの家族に震災のつらさがあるのだということを、思えるようになりました亡くなられた皆様に会えなくなって15年。
あの笑顔、あの声、決して忘れることはできません。
「会いたい、もう一度会いたい、会いたい」
皆様へのこの思いは、変わることはありません。
そんな思いの私たちにも、まるで皆様が引き合わせてくれているかのように、新しい出会いがたくさん生まれました。
生き残った私たちに何ができるのか、共に助け合い、語り合い、涙して、過ごしてきた15年でした。
生き残った私たちも、いずれ皆様のところへ参ります。
その時に、あの震災の日から命の限り一生懸命生きてきたよと、胸を張って言えるように、1日1日を大切に生きていくことをお誓い申し上げます。
亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈りいたします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜合掌